できます。工事には少なからず日数がかかりますので、他のリフォームと同時に導入されることをおすすめします。その際、以下の点にご注意ください。

• 床下に施工するため、現在の床の仕上げ材を剥がすことになります。
• 既存床の上に設置する場合、床高が高くなります。
• 電力に余裕があるかご確認ください。他の電化製品との組み合わせによっては、別途回路が必要になる場合もあります。
• 住戸の構造条件次第では導入が困難な場合もあります。まずはお気軽にお問い合わせください。

いいえ。CAT/FHSは初期コストもランニングコストも抑えることができます。
CAT/FHSは、温水式床暖房と異なり、ボイラーなどの熱源や床下のパイプが不要なため、初期コストが大幅に削減されます。施工が簡単なことも初期コストを節約できる要因の一つです。また、低ワット設計のためランニングコストも低く、電気代は電気カーペットの1/2から1/4程度です。

建物の構造や環境によりますが、CATを1日8時間30日使用した場合の目安は以下のとおりです。

CAT/FHSのフィルムヒーターは赤外線の分光反射率が80％を超えているため、低ワットでも効率よく暖房効果が得られるためです。また、欧米など輻射式暖房の先進国では、高ワットの床暖房はその危険性のため避けられています。

不要です。温水式床暖房はシーズン前に不凍液を補充したり、10年を目安にボイラーなどの熱源熱源機の交換が必要となりますが、CAT/FHSはメンテナンスフリーです。夏場のオフシーズン時は、元電源を切っておけばOK。CAT/FHSは防水性に優れたポリエチレンナフタレートフィルムに覆われ、耐久性にも優れています。20年以上メンテナンスなしで稼働しているケースもあります。

あたたまります。床暖房は「輻射式」の暖房設備です。ヒーターであたためられた床面が大きな放熱体となり、壁や天井までお部屋全体をじんわりとあたためます。室内の60％以上に床暖房を敷きつめると、他の暖房設備は不要になると言われるほどです。ただし、暖房効果は建物の構造や環境によって異なることがあります。

できます。ただし、フィルムヒーターの下には断熱材の設置が必須です。詳しくは施工要領の8～9ページの仕上げ断面図をご確認ください。畳の場合は、床暖房に対応した厚さ12mm程度のものをお選びください。

脚のないソファーなど、下部が直接フロアに接している家具は置かないでください。熱がこもり、家具の下部を傷め、さらに発煙や発火のおそれがあります。脚があり、下部が床から5cm以上離れている家具なら大丈夫です。

熱効率が低下するため、おすすめできません。もし使用する場合は、熱を上部に放出する一重構造で、毛足を含めた厚さが8mm未満のカーペットをお選びください。毛足の長いもの、下部にゴムやフェルトが使われているもの、内部にウレタンフォームが入ったものなどは、熱がこもり、発煙や発火のおそれがあるため、使用しないでください。置き型の畳の場合は、内部に断熱性が高い素材が使用されていないものをお選びください。

床暖房作動中は置かないでください。内部のクッション材や中綿などの断熱性が高く、熱がこもり、発煙や発火のおそれがあります。同様の理由で、布団やマットレスなども床暖房作動中には使用しないでください。

使えません。床暖房が作動しているときに電気こたつを同時使用すると、こたつ布団が異常に乾燥して炭化することがあり、発煙や発火のおそれがあります。

CATの発熱体部分には数ミリアンペアの電流しか流れていません。また、導入時には必ず絶縁処理を施すので安全です。

歩行用と車両用で異なります。